■女優・大竹しのぶ
先週も思ったのだが、書きそびれていた。
この人が演技しているのを見ると、ほんとに職業女優なのだな、と感じる。
バラエティ番組で盛大なボケっぷりを見せている人と同じ人には思えない。
第1話で洋貴の父・達彦(柄本明)が死んだ後、洋貴(瑛太)と洋貴の母・響子(大竹しのぶ)が会話した場面。
彼女の目はゾッとするほど死んでいた。
人生を捨てた人間の目をしていた。
第2話で達彦を火葬後に日垣家を訪れた洋貴が達彦の遺骨を食卓に置いた場面。
まるで汚いものを見るかのようだった。
そりゃないだろう、と視聴者の気持ちを洋貴の方に寄せる素晴らしい演技だった。
瑛太や満島ひかりも熱演しているが、大竹しのぶの冷えきった演技は格の違いを見せている。
■思わせぶりな少女行方不明事件
どうぞ疑って下さい、と言わんばかりにチラシや新聞を見せられたり、
文哉(風間俊介)が姿を消した時間があると言及されたり。
前回から続く文哉の再犯を疑わせる演出だ。
あんまり、このネタで引っ張られるのも嫌だなぁ。
■じんべえって?
耕平「じんべえだって言ってたじゃん。失ったものばかり数えるな。
今残ってるもののことを考えろって」
洋貴「じんべえって誰?」
耕平「読んでないの?」
洋貴と弟・耕平(田中圭)が会話する場面で出てきたこの「じんべえ」とは何ぞや?
かつてドラマ化されたあだち充のマンガ「じんべえ」だろうか?
スポーツ漫画ではないから未読なので判断できない。
大の大人が兄相手とはいえ「読んでないの?」と熱くなるほどの作品。
気になるなあ。
いつか明かしてくれるのかなあ。
ちなみに、スポーツ漫画ではないあだち充の作品に「虹色とうがらし」という江戸時代の一家族を主人公としたものがある。
名作なのでお試しあれ。
■思春期の福田麻由子
先日「絶対零度」の再放送を見た時に「この子、福田麻由子に似てるな」と思うほど
顔がパンパンになった福田麻由子。
そんなに長いこと見なかったかな、と思うほど変わってしまった。
前に見たのは「女王の教室」だろうか。
思春期の女の子ってこんなに顔が変わるんだ、と驚いてしまった。
本作では現代っ子ぶりを発揮して、視聴者から疎まれる双葉の妹・灯里役を演じている。
演技はうまいんだよね、やっぱり。
でも、顔をどうにかしないと今後厳しいんでないかい?
思春期過ぎたらしぼむかな。
■行動が素早い嫌がらせをする人
引っ越し早々に無言電話をかけてきた。
密着マークしているようだ。
私は、現時点では耕平が婿入りした日垣家の誠次(段田安則)が
興信所でも雇って三崎・遠山家の居場所を探っているのではと思っている。
単なる勘だが、当事者ではない気がするのだ。
まあ、まだ登場していない人もいるので判断するにはまだ早いのだけど。
■三日月山には何しに行ったんだ?
行方不明の少女がいるかもしれないと思って探しに行ったのではないのか?
それにしてはずいぶんとのんびり歩きながら語っていたが。
■無神経な双葉
洋貴相手に話すネタがなかったのか兄との思い出をつらつらと語り続ける双葉。
それはいくらなんでも無神経が過ぎやしないかい。
私ならぶん殴るかな。人殴ったことないけど。
それでも殴るくらい腹立つだろうな。
洋貴も洋貴だ。
いくら双葉に罪はないとはいえ、妹を殺した人間の妹と打ち解け過ぎではないか。
どれだけ人がいいんだ。
■サトエリの胸
サトエリってあんなに胸大きかったっけ?
ずいぶん揺らしてるけど。
まあ、興味ないから目につかなかったのかな。
でも、あの胸は見ちゃうだろうなぁ。
なかなかあの細さと大きな胸のコンビネーションは見られないもんなぁ。
■双葉の言動の謎
15年前の場面で、双葉が文哉の部屋におかゆを運んだ時、
文哉は祭りに関して何も言っていないのに、
双葉が「中止になるわけないよ」と言っている。
これは文哉が逮捕される前の会話だから、第2話冒頭の友達との会話とは無関係だ。
唐突に祭りの中止に言及したのが不思議でならない。
また、このセリフの直後、ひなげしの種の袋を発見し、すぐに天井裏に通じる板を双葉は見上げた。
ひなげしから天井裏に視線がすぐに行く理由がわからない。
双葉は文哉が天井裏に何か隠していたのを知っていたのだろうか?
そして、湖畔で双葉が号泣したのはなぜ?
文哉があらかじめ誰かを殺すつもりでひなげしの花をたくさん植えていたことに気づき、
文哉の明確な殺意を知ったからだろうか。
■何を考えているんだ三崎文哉
双葉を殺そうとしたことがあったとは。
これが唯一の意外性だったかな、今回。
とにかく早く15年前の三崎文哉の心の闇を明かしてほしい、と願う次第です。
■なぜトンカチで自転車を叩いていた?
歪んだ泥除けを直していたように見えたが、
一度走るようになった自転車 をまた叩いている理由がわからない。
■今日の小ボケ
洋貴「遠藤選手わかります?」
双葉「金髪の人ですか?」
洋貴「それ本田選手です」
サッカーのワールドカップ南アフリカ大会のデンマーク戦に関する会話である。
あの試合を見て遠藤と本田を区別できない人なんているわけがない、と思うので
ちょっと無理矢理感があったが、
それだけ双葉が世間というものに距離を置いていたということを表したかったのだろう。
この時の洋貴のツッコミが早かった。
急速に会話力が上がってないかい?
遠藤のFKが決まった時に“やったー”とならなかった二人。
なでしこジャパンのドイツ戦の勝利を見ても“やったー”とならなかったのかな。
今度のアメリカ戦で二人が“やったー”となるように、なでしこジャパンには優勝してほしいものだ。
■出会い落ち
第1話に続いて、洋貴と双葉が二人でいる時に意外な人物と出会って終わった。
今回会ったのは洋貴の母・響子。
ぶらりと立ち寄った夏祭りでの場面だった。
洋貴の表情の変わり方も同じで、毎回このパターンで終わらせるのか、と思うほどであった。
双葉のことを何と言ってごまかすのだろう?
ごまかさないのかな?
まだ正直に話すには早いと思うのだが。
言ったら双葉を殺そうとしそうだし。
でも、予告では双葉と響子がやたら絡んでるなぁ。
どんな会話をするのだろう?
また、いったい洋貴は双葉をどこまで送っていったのだ?
双葉がここでいいというくらいだから、私は家からそれほど離れていない場所だと思った。
駅やバス停ではなくスーパーらしき店の駐車場だったし。
三崎・遠山家、深見家、日垣家の住んでいる場所はばったり出会うほど近いのか?
生活圏が重なるほど近いとは思わなかったのだが。
まあ、とにかく、双葉を送って行ったり、浴衣の話を聞いたからと言って祭りに誘ったり、
洋貴の人の良さが目立つ第2話であった。
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